送付状(添え状)の書き方全文テンプレ・状況別例文・封筒と郵送マナー
送付状(添え状・カバーレター)は、履歴書や職務経歴書を郵送するときに一番上に重ねる案内状です。 「誰が・何を・何部送ったか」を伝えるのが役割で、A4用紙1枚・決まった型で書けば十分です。 このページでは構成・全文テンプレート・状況別の例文・封筒の書き方・郵送マナーまで、送付状に関する疑問をすべてまとめました。
- 郵送するときだけ必要。メール応募・Web応募・持参では不要
- A4・1枚・パソコン作成でOK(履歴書が手書きでも可)
- 構成は日付 → 宛先 → 差出人 → 件名 → 拝啓・挨拶 → 本文 → 敬具 → 記(同封書類)→ 以上の8要素
- 本文は2〜3文。自己PRは履歴書・職務経歴書に譲る
- 封筒は角形2号(A4が折らずに入る)、表に赤字で「応募書類在中」
- 入れる順は上から送付状 → 履歴書 → 職務経歴書。クリアファイルに入れる
送付状が必要な場面・不要な場面
| 提出方法 | 送付状 | 理由・代わりになるもの |
|---|---|---|
| 郵送 | 必要 | 同封物の案内とあいさつを兼ねる。ビジネス文書の基本マナー |
| メール添付 | 不要 | メール本文が送付状の役割を果たす(本文例は後述) |
| Web応募フォーム | 不要 | フォームの備考欄があれば一言添える程度でよい |
| 面接に持参 | 不要 | 手渡しなので案内状は不要。封筒に入れて渡す |
| 転職エージェント経由 | 不要 | エージェントが企業に提出するため、個人の送付状は付けない |
送付状の構成(8要素と配置)
ビジネス文書の型そのままです。上から順に配置します。
- 日付(右上):投函日を「2026年9月1日」のように西暦または和暦で。履歴書の日付と揃える
- 宛先(左上):会社名は「株式会社」を略さず正式名称。部署名・担当者名の順。担当者不明なら「採用ご担当者様」
- 差出人(右上・日付の下):氏名・郵便番号・住所・電話番号・メールアドレス
- 件名(中央):「応募書類の送付について」「応募書類ご送付の件」
- 頭語と挨拶:「拝啓 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」(頭語のあとは全角スペース)
- 本文:応募の経緯 → 一言の意欲 → 検討のお願い、を2〜3文で
- 結語(右寄せ):「敬具」。拝啓とセットで必ず対にする
- 記書き(中央):「記」→ 同封書類を箇条書き(「履歴書 1部」「職務経歴書 1部」)→ 右下に「以上」
そのまま使える全文テンプレート
〇〇の部分を書き換えるだけで完成します。見た目の配置(右寄せ・中央)も再現しています。
2026年9月1日
株式会社〇〇
人事部 採用ご担当者様
〒160-0022
東京都新宿区新宿1-2-3 〇〇マンション101
山田 太郎
電話:090-0000-0000
メール:taro.yamada@example.com
応募書類の送付について
拝啓 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度、貴社の〇〇職の求人を拝見し、応募させていただきたく、下記の応募書類を送付いたします。 これまでの〇〇の経験を活かし、貴社の業務に貢献したいと考えております。 ご検討のうえ、面接の機会をいただければ幸いです。
ご査収のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
記
- ・履歴書 1部
- ・職務経歴書 1部
以上
宛先・差出人を入力すると、上の配置のままPDFになります。
状況別の本文例文(5パターン)
本文パート(拝啓〜敬具の間)だけを差し替えれば、どの状況でも使えます。
この度、貴社の〇〇職の求人を拝見し、応募させていただきたく、下記の応募書類を送付いたします。
前職では〇〇業務に〇年間従事し、△△の経験を積んでまいりました。この経験を活かし、貴社の事業に貢献したいと考えております。
ご検討のうえ、面接の機会をいただければ幸いです。ご査収のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
この度、貴社の新卒採用(〇〇年度)に応募させていただきたく、下記の応募書類を送付いたします。
学生時代は〇〇に取り組み、△△を学びました。貴社の〇〇という理念に共感し、ぜひ一員として成長したいと考えております。
ご多忙のところ恐縮ですが、ご検討のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
この度、〇〇(媒体名)にて貴店のアルバイト募集を拝見し、応募させていただきたく、履歴書を送付いたします。
週〇日・〇時〜〇時の勤務が可能です。ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
この度、貴社の〇〇職の求人を拝見し、応募させていただきたく、下記の応募書類を送付いたします。
〇〇職は未経験ですが、前職で培った△△の力は貴社の業務にも活かせると考えております。現在は□□の資格取得に向けて学習を進めております。
ご検討のうえ、面接の機会をいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
先日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。
ご依頼いただきました下記の書類を送付いたします。ご査収のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
NG例:「一生懸命がんばります」「何でもやります」のような抽象的な意欲、履歴書の内容の丸写し、A4を超える長文。送付状はあくまで案内状です。
封筒の書き方(表・裏)とサイズ
- サイズ:A4を折らずに入る角形2号(角2)または角形A4号。色は白か薄い茶で、無地のもの
- 表面:右上に郵便番号、中央に住所と会社名(正式名称)・部署名・担当者名を縦書きまたは横書きで。会社宛は「御中」、個人宛は「様」
- 表面の左下:赤ペンまたは赤字スタンプで「応募書類在中」と書き、四角で囲む(採用担当に確実に届くため)
- 裏面:左下に自分の郵便番号・住所・氏名。左上に投函日を書くと丁寧
- 封:のりで閉じ、閉じ目に「〆」を書く(セロハンテープは避ける)
- 切手:角2封筒で書類3〜4枚なら定形外郵便(規格内)。料金不足を避けるため、郵便局の窓口で出すと確実
郵送マナー:入れ方・順番・送り方
- 書類はすべてA4・同じ向きに揃える(履歴書がA3見開きなら二つ折りにしてA4に)
- 上から送付状 → 履歴書 → 職務経歴書 → その他(証明書のコピー等)の順に重ねる
- 透明のクリアファイルに入れる(雨濡れ・折れ防止。採用担当が取り出しやすい)
- 封筒の表と書類の表を同じ向きにして入れる
- 写真は履歴書に貼り、はがれ防止に裏へ氏名を書いておく
- 締切がある場合は必着日の2〜3日前に投函。急ぐなら速達(追跡できるレターパックライトも可)
- 郵送後、可能なら「本日応募書類を郵送しました」とメールで一報を入れると丁寧
メール応募のとき:メール本文が送付状になる
メールで履歴書を送る場合、送付状のファイルは付けず、メール本文に送付状と同じ内容を書きます。
件名:〇〇職応募の件/山田太郎
株式会社〇〇
人事部 採用ご担当者様
はじめまして。山田太郎と申します。
貴社の〇〇職の求人を拝見し、応募させていただきたくご連絡いたしました。
履歴書と職務経歴書をPDFで添付いたしますので、ご査収のほどよろしくお願いいたします。
ご検討のうえ、面接の機会をいただければ幸いです。
――――――――――――
山田 太郎
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-2-3
電話:090-0000-0000
メール:taro.yamada@example.com
――――――――――――
- 添付はPDFで。ファイル名は「履歴書_山田太郎.pdf」のように氏名入りに
- Web応募フォームでも同様に、備考欄があれば2〜3行のあいさつを添える
- 履歴書メーカーで作った履歴書・職務経歴書はそのままPDF出力できるので、メール添付にも使えます
送る前の最終チェック
- 会社名は正式名称(「(株)」と略していない)
- 「御中」と「様」を併用していない
- 「拝啓」と「敬具」が対になっている
- 日付が履歴書と揃っている
- 記書きの部数が実際の同封物と一致している
- 差出人の電話・メールに誤りがない
- 封筒に「応募書類在中」が赤字で書かれている
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よくある質問
送付状は必ず必要ですか?+
応募書類を郵送する場合はビジネスマナーとして同封するのが一般的です。なくても不採用になることはまれですが、「何の書類を誰が送ったか」がひと目で分かるため採用担当者への配慮になります。メール応募・Web応募フォーム・面接時の持参では不要です。
「送付状」「添え状」「カバーレター」は何が違いますか?+
同じものです。日本の応募書類では「送付状」「添え状」「送り状」がほぼ同義で、英語圏の「カバーレター」は自己PRを含むやや長い手紙を指すこともありますが、日本の転職・就職活動ではA4一枚の簡潔な案内状で十分です。
送付状は手書きとパソコンのどちらが良いですか?+
パソコン作成で問題ありません。履歴書を手書きした場合でも送付状はパソコンで構いません。A4用紙1枚に収め、履歴書・職務経歴書と同じ向きで重ねて送ります。
封筒に入れる順番はありますか?+
上から「送付状 → 履歴書 → 職務経歴書 → その他の書類(証明書のコピーなど)」の順に重ね、クリアファイルに入れてから封筒に入れます。送付状が一番上に来るように、封筒の表側と書類の表側を揃えます。
採用担当者の名前がわからない場合の宛名はどうしますか?+
部署宛なら「人事部 採用ご担当者様」、会社宛なら「株式会社〇〇 御中」とします。「御中」と「様」は併用しません(×「人事部御中 採用ご担当者様」)。
送付状に自己PRや志望動機を書いても良いですか?+
2〜3文の簡潔な意欲表明までにとどめます。詳しい自己PR・志望動機は履歴書と職務経歴書に書き、送付状は「案内状」の役割に徹するのが基本です。長い送付状はかえって読まれにくくなります。
日付は書いた日と投函日のどちらですか?+
投函日(ポストに入れる日)を書きます。履歴書の日付も同じ日に揃えると丁寧です。