この記事で分かること
- 実際に書かれた履歴書1,078件で、西暦と和暦はどちらが多いか
- どちらを選ぶかの決め方と、和暦で書くときの正しい形
- 生年月日・学歴・職歴・免許・提出日のそろえ方と、1980〜2026年の年号早見表
履歴書の年を西暦と和暦のどちらで書くか。学歴欄の1行目で手が止まる人は多く、相談でもよく聞かれます。
「どちらでもよい」と答える解説は多いのですが、それだけでは、令和元年と令和1年のどちらが正しいのか、平成31年と令和元年の境はいつか、といった次の疑問が残ります。履歴書メーカーで実際に書かれた履歴書を集計した結果と合わせて、決め方から早見表まで順にまとめました。

履歴書全体の書き方は履歴書の書き方ガイドにまとめています。この記事は年の表記だけを扱います。
実際に書かれた履歴書1,078件で分かった西暦と和暦の割合
2026年8月から10月に履歴書メーカーで作られた履歴書1,176件のうち、学歴・職歴・免許のどれかに年が入っていたものは1,078件ありました。個人が分からない形で、年の欄に何が書かれているかを数えています。

西暦だけで書いた人が94.3%、和暦だけが5.3%でした。両方が混ざった履歴書は4件、0.4%です。ここまで西暦に寄るのは、履歴書メーカーの年の欄が4桁の数字を前提にしていて、和暦を打つ人がそもそも少ないからです。手書きの履歴書なら、和暦はもう少し増えるはずです。
目を引いたのは、和暦で書いた57件の中身です。学歴や職歴を「平成30年」と書いた人のうち、52件は生年月日を「1996」のような西暦4桁のままにしていました。学歴の欄だけ和暦に決めて、生年月日は入力欄の形に合わせて西暦で打った、という流れが見えます。1枚の履歴書を通して見ると、この52件は西暦と和暦が混在しています。履歴書1枚の単位で数え直すと、混在は56件、5.2%です。
年を書いた行は全部で11,607行ありました。そのうち「2019年」のように年の欄に「年」まで入れた行が415行、履歴書48件にありました。履歴書メーカーのPDFは年の欄の右に「年」の見出しが付くので、この行だけ「2019年」と二重になります。
2019年を和暦で書いた行は13行しかなく、「令和元年」が8行、「令和1年」が5行でした。件数が少ないので傾向は参考までです。
和暦で書いた57人の年齢は40代以上が34人、6割でした。西暦で書いた人は20代以下が半数を超えています。年齢が上がるほど和暦に慣れている、という体感どおりの結果です。
履歴書の西暦・和暦の決め方
どちらを選んでも評価は変わりません。採用担当者が見ているのは、学歴と職歴の年が計算どおりにつながっているかどうかです。
決め方は2段階です。
- 応募先の指定を見る。求人票や応募フォームに「西暦で記入」「和暦で記入」とあれば従います。官公庁や公的な試験は和暦、外資系や英語の応募フォームは西暦を指定していることがあります。
- 指定がなければ西暦。理由は2つ。卒業年を数えるときに改元をまたぐ計算がいらないこと。職務経歴書やウェブの応募フォームは西暦が多く、書類どうしを合わせやすいことです。
和暦にする理由があるなら、和暦で構いません。たとえば手書きの指定があり、持っている免許証や卒業証書が和暦で、変換の手間を増やしたくない場合です。2026年10月時点で令和8年です。和暦で書くなら、下の早見表をそのまま使ってください。
ひとつだけ言い切っておきます。西暦か和暦かは好みの問題ですが、1枚の中に両方が混ざった履歴書だけは落ちる理由になりえます。読み手は年を頭の中で変換しながら読むので、「書類の見直しをしていない」という印象が先に立つからです。
和暦で書くときの正しい形

和暦に決めたら、形を3つ守ります。
- 元号は漢字で書く。「令和6年」であって「R6」ではありません。履歴書メーカーの集計でも、「R」「H」で略した行は11,607行中1行だけでした。略記は読み手に変換を押しつけるので使いません
- 最初の年は「元年」。2019年5月1日から12月31日は「令和元年」です。「令和1年」は間違いとまでは言えません。法務局の案内にあるとおり、登記簿はシステムの都合で「令和1年」と表記されます。ただ履歴書は人が読む書類なので、慣習どおり「元年」と書くほうが自然です
- 数字は算用数字。「平成十五年」のような漢数字は使いません。「平成15年」のような全角も、半角の「15」にそろえます
改元の年は、月で元号が分かれます。
| 時期 | 書き方 |
|---|---|
| 2019年1月1日〜4月30日 | 平成31年 |
| 2019年5月1日〜12月31日 | 令和元年 |
| 1989年1月1日〜1月7日 | 昭和64年 |
| 1989年1月8日〜12月31日 | 平成元年 |
2019年3月の卒業は「平成31年3月」、同じ年の4月入社も「平成31年4月」です。令和は5月1日からなので、4月の出来事に令和は使いません。元号の政令と施行日は内閣府の「元号について」で確認できます。
変換の式は、令和は西暦から2018を引く、平成は1988を引く、昭和は1925を引く、の3つです。2015年なら1988を引いて平成27年。1996年生まれなら平成8年生まれです。
生年月日・学歴・職歴・免許・提出日をそろえる
履歴書の中で年が出てくる場所は、学歴欄を含めて5か所あります。
| 場所 | 書き方の例(西暦の場合) |
|---|---|
| 提出日(右上) | 2026年10月24日 現在 |
| 生年月日 | 1996年5月12日生 |
| 学歴 | 2015年3月 ○○高等学校 卒業 |
| 職歴 | 2019年4月 株式会社○○ 入社 |
| 免許・資格 | 2016年8月 普通自動車第一種運転免許 取得 |
見落としやすいのは提出日と生年月日です。学歴・職歴は表の中で並んでいるので気づきますが、右上の提出日と氏名の下の生年月日は離れた場所にあります。集計で見つかった「学歴は和暦、生年月日は西暦」の52件は、このパターンでした。
提出日は、郵送なら投函日、持参なら当日、メール添付なら送信日です。日付を入れる位置と考え方は履歴書を郵送するときのマナーと履歴書をメールで送る方法にまとめています。
学歴の入学・卒業年は、生まれ年から数えます。早生まれや浪人・留年があると1年ずれるので、学歴早見表(入学・卒業年の自動計算)で生年月日を入れて確かめてください。西暦と和暦を並べて出すので、どちらで書く場合もそのまま写せます。
西暦と和暦の早見表(1980〜2026年)
生まれ年、卒業年、入社年、資格の取得年を引くための表です。2026年10月時点で令和8年です。
| 西暦 | 和暦 |
|---|---|
| 1980年 | 昭和55年 |
| 1981年 | 昭和56年 |
| 1982年 | 昭和57年 |
| 1983年 | 昭和58年 |
| 1984年 | 昭和59年 |
| 1985年 | 昭和60年 |
| 1986年 | 昭和61年 |
| 1987年 | 昭和62年 |
| 1988年 | 昭和63年 |
| 1989年 | 昭和64年・平成元年※ |
| 1990年 | 平成2年 |
| 1991年 | 平成3年 |
| 1992年 | 平成4年 |
| 1993年 | 平成5年 |
| 1994年 | 平成6年 |
| 1995年 | 平成7年 |
| 1996年 | 平成8年 |
| 1997年 | 平成9年 |
| 1998年 | 平成10年 |
| 1999年 | 平成11年 |
| 2000年 | 平成12年 |
| 2001年 | 平成13年 |
| 2002年 | 平成14年 |
| 2003年 | 平成15年 |
| 2004年 | 平成16年 |
| 2005年 | 平成17年 |
| 2006年 | 平成18年 |
| 2007年 | 平成19年 |
| 2008年 | 平成20年 |
| 2009年 | 平成21年 |
| 2010年 | 平成22年 |
| 2011年 | 平成23年 |
| 2012年 | 平成24年 |
| 2013年 | 平成25年 |
| 2014年 | 平成26年 |
| 2015年 | 平成27年 |
| 2016年 | 平成28年 |
| 2017年 | 平成29年 |
| 2018年 | 平成30年 |
| 2019年 | 平成31年・令和元年※ |
| 2020年 | 令和2年 |
| 2021年 | 令和3年 |
| 2022年 | 令和4年 |
| 2023年 | 令和5年 |
| 2024年 | 令和6年 |
| 2025年 | 令和7年 |
| 2026年 | 令和8年 |
※1989年は1月7日まで昭和64年、1月8日から平成元年。2019年は4月30日まで平成31年、5月1日から令和元年です。
1980年より前に生まれた方は、昭和の年数に1925を足すと西暦になります。昭和50年なら1975年です。もっと古い年や、明治・大正まで含めた対照表は、国立国会図書館のレファレンス事例で紹介されている資料で引けます。
履歴書メーカーで年を入れたPDFの見本
履歴書メーカーの年の欄は、西暦4桁で入れる前提になっています。基本情報の生年月日に「1996」と入れると、欄の下に「平成8年生まれ」と和暦が補助表示されます。生まれ年の和暦を聞かれたときの確認に使えます。

学歴・職歴の画面では、1行ごとに年・月・内容を入れます。年の欄は「2012」のように4桁で打ちます。

PDFにすると、年は入力したとおりに出ます。変換はしません。「2012」と入れれば学歴欄に「2012」、提出日は「2026年 9月 1日 現在」のように西暦で自動的に入ります。西暦で入力していれば、生年月日・学歴・職歴・免許・提出日の5か所が何もしなくてもそろいます。


和暦で出したい場合は、年の欄に「平成24」のように元号つきで入れれば、そのまま印字されます。ただし提出日は西暦のままなので、和暦にしたいときは出力前に提出日の設定も直してください。
よくあるミス
- 学歴は和暦、生年月日は西暦。集計で一番多かった混在の形です。右上の提出日と氏名の下の生年月日まで見直します
- 年の欄に「2019年」と「年」まで書く。履歴書の表には「年」の見出しが付いているので、数字だけにします。履歴書メーカーの集計では48件にありました
- 2019年4月を「令和元年4月」と書く。令和は5月1日からです。3月の卒業も4月の入社も平成31年です
- 「令和1年」「R6」「H30」。履歴書では「令和元年」「令和6年」「平成30年」と書きます
- 履歴書は西暦、職務経歴書は和暦。2通を同じ封筒で出すなら、書類どうしもそろえます
- 手書きで途中から表記が変わる。途中で気づいたら、修正液は使わず書き直します。手書きかパソコンかで迷っているなら、手書きとパソコンの比較を先に読んでください

よくある質問
Q. 履歴書の年号は西暦と和暦のどっちがいい?
A. 指定がなければ西暦をすすめます。改元をまたぐ計算がいらず、職務経歴書や応募フォームと合わせやすいからです。履歴書メーカーで書かれた1,078件でも94%が西暦でした。和暦の指定があれば和暦で書きます。
Q. 履歴書で「令和元年」と「令和1年」はどちらが正しい?
A. 「令和元年」です。登記簿のようにシステム上「令和1年」と表記する公的書類もありますが、履歴書は人が読む書類なので、慣習どおり元年と書きます。
Q. 履歴書の生年月日だけ西暦で、学歴は和暦でもいい?
A. 避けてください。1枚の中で西暦と和暦が混ざります。実際に書かれた履歴書を集計すると、和暦で学歴を書いた57件のうち52件が生年月日を西暦のままにしていました。どちらかにそろえます。
Q. 履歴書の提出日の年号は?
A. 本文と同じ表記で書きます。学歴を西暦で書いたなら「2026年10月24日 現在」、和暦なら「令和8年10月24日 現在」です。日付は郵送なら投函日、持参なら当日、メールなら送信日にします。
Q. アルバイトの履歴書でも西暦と和暦をそろえる必要がある?
A. あります。採用側はアルバイトの応募でも学歴と職歴の年のつながりを見ます。欄が少ないアルバイト・パート用のテンプレートを使う場合も、生年月日と学歴の表記は同じにします。
まとめ
履歴書の年は西暦と和暦のどちらを選んでも構いません。1枚の中が統一できていれば問題になりません。迷ったら西暦。和暦にするなら、漢字の元号、元年、算用数字の3つを守ります。
実際に書かれた1,078件を見ると、西暦が94%でした。一方で和暦を選んだ人の9割は、生年月日だけ西暦のままになっていました。見直すべき場所は学歴欄より、右上の提出日と氏名の下の生年月日です。
年を入れるだけで、年号はそろう
- 履歴書を無料で作成する:西暦4桁を入れれば、生年月日から提出日まで自動で統一
- 学歴早見表(入学・卒業年の自動計算):生年月日から入学・卒業年を西暦と和暦で表示

